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新古車を買おうか考えている時、『何年か乗って売る時に、ちゃんと値段がつくのかな』と気になりませんか。新車より安く買えても、売る時に評価が低ければ意味がない気がしますよね。
結論から言うと、新古車のリセールバリューは、ほかの中古車と同じ見られ方で決まります。年式・走行距離・修復歴の有無・装備・手入れの記録が主なものさしで、「新古車だったから特別に低い」というわけではありません。
この記事では、新古車の評価のされ方と、買う時から気をつけておきたいこと、売る時に相場を知るコツを紹介します。
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新古車のリセールバリューはどう決まる?先に結論
新古車は、業界の表示ルールでは「登録済未使用車(軽は届出済未使用車)」と呼ばれる中古車扱いの車です。将来売る時は、ほかの中古車と同じように、年式や走行距離、修復歴の有無などで評価されます。買う時の選び方と、乗っている間の手入れで、売る時の評価は変わってきます。
『新古車って、売る時に損をしやすいの?』と心配する方もいるはずです。
実は、新古車だからといって、売る時に特別な扱いを受けるわけではないんです。ただ、一つだけ知っておきたいのが、年式の数え方です。これは次の章で詳しく紹介しますね。
リセールバリューとは、車を売る時にどれくらいの価値で評価されるか、という意味です。新古車のリセールを考える時に見られるものを、まず並べてみましょう。
| 評価で見られるもの | どこで分かるか | 新古車で気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 年式(初度登録年月) | 車検証・店の表示 | 買った日ではなく、販売店が登録した年月 |
| 走行距離 | 走行距離計 | 乗り方しだいで変わる |
| 修復歴の有無 | 査定での確認 | 事故で骨格の部分を直すと「修復歴あり」になる |
| 点検整備の記録 | 点検整備記録簿 | 記録を残しておくと手入れが伝わる |
| 保証の残り | 保証書・メンテナンスノート | 次の持ち主が引き継げるかに関わる |

リセールだけで選ばなくていい
リセールバリューは気になりますが、それだけで車を選ぶ必要はありません。
売る時の評価は、何年乗るか、どれくらい走るかでも大きく変わります。長く乗るつもりなら、売る時のことより、毎日の使いやすさや安全装備を優先してもいいんです。
『数年で乗り換える予定』という方ほど、この記事の内容を意識しておくと役立ちます。
新古車そのものの基本は、新古車とは?意味・定義と、買う前に知っておきたい基本で紹介しています。
新古車ならではの評価のされ方:初度登録年月で見られる
新古車のリセールを考える時に、いちばん知っておきたいのがここです。
新古車は、販売店の名義で一度登録されてから、自分の名義に変えて買う車です。そのため、車検証の「初度登録年月」は、自分が買った日ではなく、販売店が登録した年月になります。
国土交通省の電子車検証の案内でも、初度登録年月は「その車が初めて登録された年月」と説明されています。
車検証のどこを見ればいい?
車検証には、日付に関わる項目がいくつかあります。混同しやすいので、ここで並べておきますね。
| 車検証の項目 | 意味(国土交通省の案内より) | 新古車で見ると |
|---|---|---|
| 初度登録年月 | その車が初めて登録された年月 | 販売店が登録した年月 |
| 登録年月日・交付年月日 | 新規登録や移転登録をした日 | 自分の名義に変えた日 |
| 有効期間の満了する日 | 車検が切れる日 | 初回の車検までの残りが分かる |
将来売る時の年式として見られるのは、いちばん上の初度登録年月です。
売る時の年式は「登録した年月」から数える
中古車として売り出される時、販売店は初度登録年月を表示することになっています(自動車公正競争規約)。軽自動車は初度検査年です。
つまり、将来売る時の年式は、自分が乗り始めた日ではなく、初度登録年月から数えて見られるんです。
例えば、登録から時間がたってから新古車を買った場合、自分では「まだ買って間もない」と思っていても、年式の上ではそのぶん古く見られることになります。
新古車を選ぶ時は、車検証や店の表示で初度登録年月を確かめておきましょう。登録からの期間が長い車ほど、車検や保証の残りも短くなり、将来売る時の年式も古くなります。同じような車なら、登録日の新しいものを選ぶと、売る時の年式も新しくなります。
車検と保証も登録日から進んでいる
初度登録年月と同じく、車検と保証も登録した日から進んでいます。
自家用の乗用車は、初回の車検が3年、その後は2年ごとです(国土交通省の案内)。車検の期間は、車検証が交付された日から数えます。
メーカー保証も、トヨタの例では新車登録日から数えると案内されています。保証の期間はメーカーごとに違うので、買う時に確かめておきましょう。
年式・距離・色・装備・手入れ:買う時に気をつけることと並べた表
ここが、この記事でいちばん使ってほしいところです。
将来売る時の評価を左右するものを、「買う時に気をつけること」と並べてみました。新古車の評価は、買った後だけでなく、選ぶ時からもう始まっているんです。
| 評価のものさし | 将来売る時にどう見られるか | 買う時に気をつけること |
|---|---|---|
| 年式 | 初度登録年月から数えて見られる | 初度登録年月が新しいものを選ぶ |
| 走行距離 | 距離が少ないほど状態が良いと見られやすい | 自分の年間の走行距離を考えておく |
| 色 | 好まれる色は時期や車の種類で変わる | 自分の好みと、乗り換えの予定のバランスで選ぶ |
| 装備 | 後から付けにくい装備は見られやすい | 必要な装備が付いているかを確かめる |
| 手入れ | 記録簿や保証書がそろっていると伝わりやすい | 保証書・メンテナンスノートが付いているかを確かめる |
| 修復歴 | 骨格の修理があると評価に関わる | 修復歴の有無の表示を確かめる |

走行距離は記録と一緒に見られる
走行距離は、車の使われ方が分かりやすい数字なので、売る時によく見られます。
自動車公正競争規約では、販売店は走行距離計に示された距離を表示し、走行距離計を交換した車などはその旨も表示することになっています。
自分の年間の走行距離が多いと分かっているなら、それも含めて売る時期を考えておくといいですね。
色や装備は「好み」と「売る時」のバランスで
『売る時のことを考えると、無難な色にしたほうがいいの?』と迷う方もいますよね。
どの色が好まれるかは、時期や車の種類によって変わります。決まった正解があるわけではないので、売る時のことだけで選ぶ必要はありません。
何年か乗って売るつもりなら、少し意識しておく、くらいで十分です。毎日目にする車なので、自分が気に入る色を選ぶ満足感も大事にしてくださいね。
装備も同じです。ナビなどの後から付けられる装備と、後から付けにくい装備では、考え方が変わります。新古車の装備の考え方は、新古車にナビがついてない?オプション・装備の考え方で紹介しています。
修復歴は「骨格の部分の修理」のこと
修復歴という言葉は、聞いたことがあっても中身は分かりにくいですよね。
自動車公正競争規約では、修復歴とは車体の骨格に当たる部分を修正したり交換したりした歴のことです。フレームやピラー、ルーフパネル、フロアパネルなどが当たります。
バンパーの小さなへこみを直しただけなら、この骨格の部分には当たりません。新古車を選ぶ時は、店の表示で修復歴の有無を確かめておきましょう。
自動車公正取引協議会は、登録済未使用車でも、ほかの中古車と同じように走行距離や修復歴の有無、定期点検整備の実施状況、保証の有無をはっきり表示するよう求めています。買う時にこれらが分かれば、将来売る時の評価の見当もつけやすくなります。
乗っている間にできること:手入れの記録を残す
新古車を買った後、乗っている間にもリセールのためにできることがあります。
特別なことは要りません。きちんと手入れをして、その記録を残しておくことが一番の近道です。
車内をきれいに使うことも、その一つです。たばこのにおいや、ペットの毛、シートの汚れは、次の持ち主が気にしやすいところですよね。
普段から少し気をつけておくだけで、売る時に慌てて掃除をする手間も減らせます。
- 定期点検を受けて、点検整備記録簿に記録を残す
- 保証書とメンテナンスノートを、車検証と一緒に保管する
- 取扱説明書や付属品をなくさないようにしておく
- 引っ越した時は、車検証の住所変更をしておく
- リコールの通知が届いたら、早めに修理を受ける
保証書とメンテナンスノートは捨てない
保証書とメンテナンスノートは、将来売る時にも大事な書類です。
トヨタや日産の案内では、保証を次の持ち主に引き継ぐ時に、保証書とメンテナンスノートが必要とされています。これがないと、次の持ち主が保証を引き継げないことがあります。
次の持ち主にとって、保証が残っているかどうかは安心材料の一つです。売るまで大切に保管しておきましょう。
消耗品の交換も記録に残す
オイルやタイヤ、バッテリーなどの消耗品を交換した時も、記録を残しておくと手入れの様子が伝わります。
整備工場や販売店で交換したなら、明細や記録簿への記入をお願いしておきましょう。自分で交換した時は、日付と内容をメモしておくだけでも違います。
住所変更とリコール
引っ越した時に車検証の住所変更をしていないと、リコールの通知が届かない原因の一つになると、国土交通省は案内しています。
リコールの修理を受けておくことは、安全のためにも、売る時のためにも大事です。気になる時は、メーカーの車台番号検索で確かめられます。
手放すなら:売る前に相場を知り、複数の査定を比べる
新古車をいつか手放す時に、評価を生かすためのコツも見ておきましょう。
いちばん大切なのは、売る前に相場を知っておくことです。
複数の店の査定を比べる
今の車の相場は、複数の店の査定を比べると見えてきます。
1つの店の金額だけでは、高いのか低いのか判断しにくいんですよね。次の車を買う店の下取りと、買取店1〜2店を並べるだけでも、十分な目安になります。
下取りは手続きを一つの店にまとめられる良さがあり、買取店に売る方法は金額を比べながら決められる良さがあります。
| 手放し方 | 良いところ | 確かめたいこと |
|---|---|---|
| 乗り続ける | 新しくお金を用意しなくていい | 次の車検や修理の見込み |
| 下取りに出す | 次の車の購入とまとめて進められる | 下取りの金額と値引きを分けて見る |
| 買取店に売る | 金額を比べてから決められる | 引き渡しの日と次の車の納車日 |
下取りと買取の比べ方は、新古車に買い替える時、今の車は下取りと買取どっちがいい?で詳しく紹介しています。
売る時期も評価に関わる
売る時期を考える時は、車検の満了日や年数の節目も見ておきましょう。
普通車は、車検が切れていると名義変更ができません。車検が切れる前に手放すか、車検を通してから売るかを早めに決めておくと、慌てずに済みます。
- 車検の満了日と、車検を通すかどうか
- メーカー保証の残りの期間
- 初度登録年月から数えた年数
- 次の車の納車日の見込み
保証が残っているうちに売れれば、次の持ち主が保証を引き継げることもあります。保証の残りは、売る時期を考える材料の一つになります。
売る時期の考え方は、今の車から新古車へ買い替えるタイミングはいつ?車検・年数で考えるで紹介しています。
リサイクル料金も受け取る
車の購入時にリサイクル料金を払っている場合は、売る時にリサイクル券を次の持ち主に渡します。
環境省の案内では、車の代金とは別に、リサイクル料金(資金管理料金を除く)も次の持ち主から受け取る形です。見積もりや契約書で、リサイクル料金の扱いを確かめておきましょう。
査定の時に伝えること・契約の前に読むこと
査定の時は、修理や事故の歴を知っていれば伝えておきましょう。
国民生活センターは、査定して契約した後に修理の歴などを理由に減額を求められても、応じる必要はないとしています。ただし、知っていた歴を査定の時に伝えていることが前提です。
「点検の記録簿と保証書は、こちらにまとめてあります」
「ありがとうございます。手入れの様子がよく分かります」
記録をまとめて渡せると、査定もスムーズです。車の売却はクーリング・オフの対象外なので、キャンセルの条件や代金を受け取る日も、契約の前に読んでおきましょう。
よくある相談:新古車のリセールで迷う声
ここでは、ネットの相談サイトに寄せられているリセールや車の資産価値にまつわる声から、よく見られるものを要約して紹介します。
相談1 数年で売るつもり。新車と新古車、どちらで買うべき?
軽自動車を新車で買うか新古車で買うか迷っていて、5年以内には売るつもりだという相談です。
数年で売るなら、買う時の総額と、売る時の評価の両方を考えたいところです。
『安く買えても、売る時に安くなるなら同じでは?』と思いますよね。ここで効いてくるのが、初度登録年月です。
新古車は新車より安く買えることが多い一方、売る時の年式は初度登録年月から数えて見られます。登録日の新しい新古車なら、年式の差は小さくなります。買う時の支払総額と、売る時の年式の両方を並べて比べてみてください。新車との比べ方は、新車と新古車どっちがお得?総額と手放す時の差で比べるで紹介しています。
相談2 長く乗ったら、車の価値はほとんどなくなる?
人気の車でも、新車で買って10年以上たつと、価値はほとんどなくなるのかという相談です。
年数がたつほど評価が下がりやすいのは、多くの車に共通することですよね。
ただ、どれくらい下がるかは、車の種類や状態、走行距離で変わります。長く乗った車でも、手入れの記録がそろっていれば、状態を伝えやすくなります。決めつけずに、手放す前に査定を受けてみるのがおすすめです。
「もう10年以上乗っているんですが、値段はつきますか?」
「状態を拝見してから、お見積もりをお出ししますね」
まずは今の状態で見てもらうところから始めてみてください。
相談3 リセールも考えると、どんな選び方がいい?
数年で乗り換える予定で、リセールとお得感を合わせて考えると、どんな車がいいかという相談です。
特定の車をおすすめすることはできませんが、選び方のヒントならあります。
- 初度登録年月が新しいものを選ぶ
- 修復歴がなく、走行距離が少ないものを選ぶ
- 保証書とメンテナンスノートが付いているかを確かめる
- 自分に必要な装備がそろっているかを確かめる
- 色は好みを大事にしつつ、売る予定も少し意識する
メリットとデメリットをまとめて知りたい方は、新古車のデメリットとメリット|向いている人・向かない人も参考にしてみてください。
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
- 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる
金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。
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それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。
それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

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よくある質問
新古車のリセールバリューは、新車より低いですか?
新古車だからといって、売る時に特別に低く見られるわけではありません。ただ、年式は初度登録年月から数えて見られるので、登録から時間がたった新古車は、そのぶん年式が古くなります。
新古車の評価で、一番見られるのはどこですか?
年式(初度登録年月)、走行距離、修復歴の有無、点検整備の記録などが見られます。どれを重く見るかは店によって違うので、売る時は複数の店の査定を比べてみてください。
新古車のリセールを考えるなら、何色がいいですか?
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新古車を買ってすぐ売ると、損をしますか?
買った時の支払総額と売る時の金額には、差が出ることが一般的です。売る時の年式は初度登録年月から数えて見られるので、買ってすぐでも年式は新車ほど新しくはありません。すぐ手放す予定がある時は、買う前に計画を見直してみてください。
まとめ
新古車のリセールバリューは、ほかの中古車と同じように、年式・走行距離・修復歴・手入れの記録で決まります。
新古車ならではの点は、年式が初度登録年月から数えて見られることです。買う時は登録日の新しいものを選び、乗っている間は手入れの記録を残しておきましょう。
- 新古車は中古車扱いで、売る時はほかの中古車と同じように評価される
- 年式は買った日ではなく、初度登録年月から数えて見られる
- 年式・距離・色・装備・手入れを、買う時から意識しておく
- 保証書とメンテナンスノート、点検整備記録簿は大切に保管する
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