当サイトは国土交通省・軽自動車検査協会・国税庁・消費者庁など公的機関の公開情報をもとに編集部が独自に執筆しています。車両価格・保証・在庫は販売店やメーカーによって異なるため、購入の前に販売店で最新の条件を確認してください。税金・会計処理の個別の判断は税務署や税理士にご相談ください。記事内には広告を含む場合があります。
新古車を狙っているなら、『どうせなら一番安い時期に買いたい』と思いますよね。決算の時期が安いとか、何月に出回るとか、いろいろな話を耳にして迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、新古車が安い時期を「この月」と言い切れる公的なデータはありません。だからこそ、時期の噂より「今の車の車検と税金の都合」でカレンダーを作るほうが、損をしにくい選び方になります。
この記事では、時期について言えることと言えないことを分けたうえで、自分に合った買い時の決め方をお話しします。
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新古車が安い時期は決まっている?先に知っておきたいこと
新古車が安い時期について、公的な統計で確かめられる答えはありません。「決算の時期は安い」という話は、傾向としてよく言われるものの、車種やお店によって当てはまらないこともあります。時期は目安の一つにとどめて、目の前の1台を支払総額と残りの期間で比べてみてください。
まず、新古車とは何かをおさらいしておきますね。
新古車は通称で、業界の表示ルール(自動車公正競争規約)では「登録(届出)済未使用車」と呼びます。販売店などの名義で登録されたまま、まだ使われていない車のことで、規約の上では中古車の扱いです。
くわしくは新古車とは?意味・定義と、買う前に知っておきたい基本でまとめています。
なぜ「この月が安い」と言い切れないの?
『ネットで「この月が狙い目」と書いてあったけど?』と思った方もいるかもしれません。
実は、新古車の台数を数えた公的な統計そのものが見当たらないんです。自動車の業界団体の統計は、登録や名義変更の手続きの件数を数えたもので、新古車という区分はありません。
| よく聞く話 | 公的に確かめられるか | この記事での扱い |
|---|---|---|
| 新古車は決算の時期に安くなる | 統計では確かめられない | 傾向として言われる話にとどめる |
| 新古車は何月に多く出回る | 台数の統計がない | 月は言い切らない |
| モデルチェンジの前後は安い | 公的な資料はない | お店で在庫の事情を聞いてみる |
| 新古車は新車より○万円安い | 表示ルール上、新車価格と比べてお得と示す表示は問題になりうる | 金額は書かない |
自動車公正取引協議会は、新古車の広告で新車の価格と比べてお得だと示す表示は、不当な二重価格表示のおそれがあるとしています。新古車は一度登録された中古車で、新車とは同じ商品といえないからです。
「安い時期」より大事な2つのこと
では、何を見て買い時を決めればいいのでしょうか。
ここが大事なところです。新古車の場合、時期の噂よりも「その車がいつ登録されたか」と「今の車をいつ手放すか」のほうが、最後に払うお金に効いてきます。
- 候補の車の初度登録年月(車検と保証の残りに関わる)
- 支払総額(車両価格と諸費用を合わせた金額)
- 今の車の車検の満了日
- 今の車を4月1日より前に手放すかどうか
- 今の車の年式(重量税が上がる時期に当たるか)
新古車はいつ出る?出回る時期について言えること
新古車が出回る時期を月で示した公的な資料は見つかっていません。新古車が出る理由についても、「販売店の目標や、展示・試乗の都合で登録された車が出ることがある」と一般に説明される程度です。
『新古車っていつ出るの?』は、とてもよく検索されている疑問です。
ただ、新古車がなぜ、いつ出回るのかを説明した国や公的機関の資料は見当たりません。台数を集計した統計もないので、「何月に何台出る」とは言えないんです。
新古車が出回る理由について一般に言われている話は、新古車が出回る理由は?未使用車のからくりと安い仕組みでくわしく紹介しています。
未使用車が出回る時期を自分で確かめる方法
それでも、未使用車が出回る時期を知りたいですよね。
公的な答えがない以上、いちばん確かなのは、自分の欲しい条件の在庫を一定期間ながめてみることです。
- 欲しい車の条件(軽か普通車か、ボディの形、装備)を決める
- 中古車の検索で「登録済未使用車」「届出済未使用車」に絞って保存する
- 2〜3週間ごとに、件数と初度登録年月をメモする
- 気になるお店には「この条件の在庫は増えそうですか」と聞いてみる
- 欲しい1台が出たら、時期を待たずに支払総額を出してもらう
探し方のコツは新古車の探し方|在庫の見つけ方と検索のコツにまとめています。
お店の人に聞く時の言い方
お店の人は、自分の店の在庫の事情をよく知っています。
例えば、こんなふうに聞いてみてください。
「この条件の未使用車は、これから入ってくる予定はありますか?」
「入る予定は今のところ分からないですね。今ある在庫ならこちらです」
はっきりした答えが返ってこなくても大丈夫です。分からないことを分からないと言ってくれるお店は、それだけで信頼の材料になります。
新古車の安い時期を待つ前に。「安く見える理由」を確かめる
新古車の値段が下がって見える時、その理由の一つは「登録からの時間がたって、車検と保証の残りが短くなった」ことかもしれません。安さと残りの期間を一緒に見るのがコツです。
『待てば待つほど安くなるなら、ギリギリまで待ちたい』と思う方もいますよね。
ただ、新古車にはちょっとした仕組みがあります。販売店の名義で登録された日から、初回車検までの期間もメーカー保証の期間も進み始めているんです。
初回車検とメーカー保証は登録日から進む
車検証の有効期間は、車検証を交付した日から数えます(道路運送車両法施行規則第44条)。新車は新規登録(軽は新規検査)の時に車検証が交付されるので、新古車はお店に並んでいる間にも車検の残りが減っていきます。
自家用の乗用車は、初回の車検証の有効期間が3年です(国土交通省 自動車検査登録総合ポータル、2026年10月時点)。
メーカー保証も、例えばあるメーカーの公式サイトでは「新車登録日から」と書かれています。期間や条件はメーカーによって違うので、保証書で確かめてみてください。
| 登録からの時間 | 車検の残り | 保証の残り | 見方 |
|---|---|---|---|
| 登録から間もない | 長い | 長い | 新車に近い条件で乗れる |
| 登録から少したった | 少し短い | 少し短い | 値段との釣り合いを確かめる |
| 登録から時間がたった | 短い | 短い | 初回車検の費用も総額に入れて考える |

安さを比べる時の計算のしかた
値段だけで比べると、残りの期間の差が見えにくくなります。
そこでおすすめなのが、同じ条件の2台を「支払総額」と「初回車検までの残り」で並べてみる方法です。
- 支払総額(諸費用込み)
- 初度登録年月
- 車検の満了日(電子車検証はアプリか記録事項で確認)
- 保証の内容と、保証を引き継ぐ点検の費用
- 走行距離
満了日は、電子車検証だと券面に書かれていません。車検証閲覧アプリか、「自動車検査証記録事項」の紙で確かめられます(国土交通省 電子車検証特設サイト)。
値段の相場の見方は、新古車の値段・相場の見方|新車価格とどれくらい違う?も読んでみてください。
「来月まで待てば下がるかも」と待っているうちに、欲しかった1台が売れてしまうケースです。新古車は同じ条件の車が何台もあるとは限りません。欲しい1台が見つかったら、まず見積もりだけでも取っておきましょう。
新古車の時期はカレンダーで考える。今の車の都合が先
新古車の時期選びでいちばん確かなのは、今の車にかかる「車検」と「税金」の日付です。これは車検証と制度で決まっているので、噂と違ってぶれません。
ここからは、見方を少し変えてみますね。
新古車の安い時期は分からなくても、今の車にお金がかかるタイミングははっきり分かります。そこで、今の車の日付を先にカレンダーに書き込んで、新古車を探す時期を決めてみましょう。
今の車にお金がかかる日付
| 日付・時期 | 何が起きるか | 買い替えでの考え方 |
|---|---|---|
| 4月1日 | その日の所有者に、自動車税(普通車)や軽自動車税が1年分かかる | 手放すなら4月1日より前に名義が変わっているかがポイント |
| 車検の満了日の2か月前から | 継続検査を受けても有効期間が短くならない期間 | 車検を通すか、その前に乗り換えるかを決める |
| 車検の満了日 | 普通車は車検が切れると名義変更ができない | 売るなら満了日より前に段取りする |
| 初度登録から12年10か月以後(普通車) | 継続検査の時の重量税が上がる区分に入る | 車検の前に乗り換えるかの判断材料になる |
自動車税は4月1日の所有者に1年分かかります(東京都主税局)。年度の途中で名義変更しても、その年度の分は前の所有者のままです。
軽自動車税も4月1日の所有者にかかり、月割の仕組みはありません。4月1日を過ぎてから手放しても、払い戻しはないんです。
継続検査を満了日の2か月前から受けられるのは、2025年4月1日からの決まりです(国土交通省・軽自動車検査協会)。それより前の資料には「1か月前」と書かれているものもあるので気をつけてください。

カレンダーの使い方
『具体的にはどう決めればいい?』と思いますよね。
例えば、こんな状況で考えてみます。
- 今の車の車検証で、満了日と初度登録年月を確かめる
- 満了日と、次の4月1日のうち早いほうを「手放す期限」にする
- 手放す期限から逆算して、名義変更と納車の期間を空けておく
- その前の期間を「新古車を探す期間」としてカレンダーに書く
- 探す期間に欲しい1台が出たら、支払総額を比べて決める
例えば、普通車で車検の満了日が夏、次の4月1日がそのあと、という状況なら、手放す期限は夏の満了日です。満了日の少し前に納車されるように、春から初夏にかけて探すイメージになります。
反対に、満了日が4月1日のあとなら、税金のことも考えて「4月1日より前に名義を変える」のが一つの目安になります。
今の車の手放し方も時期とセットで考える
新古車に買い替えるなら、今の車をどう手放すかも時期と一緒に決めておきたいところですよね。
下取りは、買うお店に今の車を引き取ってもらう方法です。納車の日にそのまま渡せるので、手間が少なく、車がない期間を作りにくいのが良いところです。
一方で、買取店に売る方法もあります。探す期間のうちに今の車の相場を知っておくと、下取りの額が妥当か判断しやすく、新古車の総額も比べやすくなります。
いくつかの買取店に査定してもらうと、だいたいの相場が見えてきます。下取りと買取の比べ方は新古車に買い替える時、今の車は下取りと買取どっちがいい?で、買い替えのタイミングの考え方は今の車から新古車へ買い替えるタイミングはいつ?車検・年数で考えるで紹介しています。
時期を待つか、今買うか。判断の分かれ目
「今の車の期限まで余裕がある」「欲しい条件の在庫がまだない」なら待つ価値があります。反対に、期限が近い・欲しい1台がもう見つかっているなら、時期を待たずに動くほうが損をしにくいです。
『結局、待ったほうがいいの?』という方のために、判断の分かれ目を並べてみました。
- 今の車の車検や4月1日まで、まだ余裕がある
- 欲しい条件の在庫がまだ見つかっていない
- 色や装備に強いこだわりがあって、条件をゆずりたくない
- 新車の見積もりも取って、比べる時間がある
- 今の車の車検の満了日が近い
- 欲しい1台がもう見つかっている
- 今の車の修理費がかさみ始めている
- 4月1日をまたぐと、今の車の税金が1年分かかる
決算の時期の話とどう付き合う?
年度末や決算の時期は値段が動きやすい、という話はよく聞きますよね。
これは傾向として言われる話で、全部の車種やお店に当てはまるわけではありません。決算の時期を待つなら、「その時期に欲しい1台が残っているか」と「今の車の期限に間に合うか」もあわせて考えてみてください。
値引きの話の進め方は新古車は値引きできる?交渉のコツと現実的な目安で紹介しています。
モデルチェンジの前後は狙い目?
『新しい型が出たら、前の型の未使用車が安くなるのでは?』という声もよく聞きます。
これも公的な資料で確かめられる話ではありません。型が変わる時期の在庫の事情は、車種やお店によって違うからです。
前の型を選ぶ時は、値段だけでなく、欲しい装備が付いているか、保証の内容が同じかも確かめておきましょう。新しい型と前の型の見積もりを並べると、差がどこにあるのかが見えやすくなります。
新車の納期と比べる
新古車を選ぶ理由の一つに、「新車は納車まで時間がかかるけれど、新古車は在庫がある」ということがありますよね。
新車の納期が長い車種なら、新古車の時期を待つより、在庫のある今のうちに動くほうが今の車の期限に間に合いやすいこともあります。新車の見積もりと納期の目安を1つ取っておくと、判断がしやすくなりますよ。
よくある相談:新古車の安い時期で迷う声
ここでは、ネットの相談サイトに寄せられている新古車の時期にまつわる声から、よく見られるものを要約して紹介します。
相談1 中古車が安い時期はある?春は新生活で需要が多いと聞いた
中古車が安い時期はあるのか、春は新生活で需要が多いから高いのではないか、という相談です。
需要が多い時期は値段が動きやすい、という考え方自体は自然です。ただ、新古車について月ごとの値段を集計した公的な統計は見当たりません。
時期の噂より、今の車の車検の満了日と4月1日の税金の日付を先に確かめてみてください。その期限に間に合う範囲で、在庫を2〜3週間ごとにながめて比べるのが確かな方法です。
相談2 軽の新古車を買う予定。決算セールの時期までに買ったほうが安い?
軽自動車の新古車か中古車を考えていて、決算セールの時期までに買ったほうが安いのか迷っている相談です。
決算の時期に値段が動くと言われることはありますが、どれくらい変わるかは車やお店で違います。
軽自動車の場合は、軽自動車税が4月1日の所有者に1年分かかることも一緒に考えてみてください。今の軽を手放すなら、4月1日より前に名義が変わるかどうかで、翌年度の税金を誰が払うかが変わります。
相談3 新古車って何月に出るとか、ある?家電は型落ちで安くなるけれど
家電のように、新古車にも何月に出るといった決まりがあるのか知りたいという相談です。
『家電みたいに、型落ちの時期を狙えばいいのでは?』と考えるのは自然ですよね。ただ、新古車が出る時期を月で示した公的な資料は見つかっていません。
- 欲しい条件で「登録済未使用車」「届出済未使用車」に絞って検索を保存する
- 件数と初度登録年月を、2〜3週間ごとにメモする
- お店の人に、在庫の入る予定を聞いてみる
- 欲しい1台が出たら、時期を待たずに見積もりを取る
新しい車に乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
新しい車への乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
- 「がんばって、ここまで上げました!」と金額が上がる
金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
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それより安い下取り額では、話がまとまりにくくなります。
それでも下取り額が上がらなければ、高く買ってくれる買取店に売ればいいだけです。売るかどうかは、金額を見てから決めて大丈夫ですよ。

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よくある質問
新古車が一番安い時期は何月ですか?
何月と言い切れる公的なデータはありません。決算の時期は値段が動きやすいと言われますが、車やお店によって違います。時期より、今の車の車検の満了日と4月1日の税金の日付から、買い替えの期限を決めるのがおすすめです。
未使用車が出回る時期はありますか?
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今の車は4月1日より前に手放したほうがいいですか?
自動車税や軽自動車税は4月1日の所有者に1年分かかります。乗り換えを考えているなら、4月1日より前に今の車の名義が変わるかどうかを、買い替えの段取りに入れておくと安心です。
まとめ
新古車の安い時期は、月で言い切れるものではありません。
時期の噂に振り回されるより、今の車の車検と税金の日付で期限を決めて、その中で欲しい1台を支払総額と残りの期間で比べるほうが、損をしにくい選び方です。
- 新古車が安い時期・出回る時期を示した公的な統計は見当たらない
- 決算の時期の話は、傾向として言われる程度にとどめる
- 新古車の車検と保証は、販売店名義で登録された日から進んでいる
- 今の車の車検の満了日と4月1日の税金の日付で、買い替えの期限を決める
- 今の車は下取りと買取の相場を比べて、期限に合わせて手放す





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